空気測定(化学物質対策)

建物の気密性能が高くなると問題になるのが「シックハウス症候群」です。
入居後に、目がチカチカする・喉が痛いなどから始まり、ひどい症状になるとめまい・吐き気・頭痛などが発症します。
その原因の多くは、接着剤や防腐防蟻に含まれている揮発性有機化合物です。
私どもでは、安心してお住まいになれるように綺麗な空気環境を実現しています。

有害物質名主な用途主な症状基準値
・指針値
弊社施工の
平均測定値
ホルムアルデヒド接着剤・防腐剤・合板目・のどの痛み、頭痛など0.08ppm0.01ppm
トルエン塗装用溶剤、接着剤、油性ラッカー疲労、めまい、体力減退、不眠など0.07ppm0.01ppm
キシレン塗装、接着剤、芳香剤、ペイント疲労、めまい、体力減退、不眠など0.20ppm0.01ppm
エチルベンゼン塗装用溶剤、接着剤目・鼻・のどへの刺激感、めまいなど0.88ppm0.01ppm
スチレン接着剤、ゴム合板原料粘膜の炎症など0.05ppm0.01ppm

建築基準法で規制されている室内空気の化学物質はわずか2種類のみです。
シックハウス対策としてキレイな空気を確保するためには
最低でも5種類以上の化学物質の測定が必要です。
建物のお引渡し前に全棟測定検査を実施し、
室内空気の有害物質を限りなくゼロにした清涼な空気環境の住まいを
お引渡ししております。

隙間測定(C値測定)

建物の気密性は、快適性、省エネ性、耐久性、空気環境性など、
住まいのさまざまな性能に関する重要な性能のひとつです。
“C値”とは建物の「延床面積」に対する「隙間面積」の
割合を示す数値(単位:c㎡/㎡)です。
この数値が少ないほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味しています。
所定の気密性能結果が出ない場合には、十分な気密性能が確認できるまで
繰り返し原因追究及び補修を行い、確かな気密性能を提供しています。

延床面積135㎡(40.83坪)の住宅での隙間面積のイメージ

C値 × 床面積 = 隙間面積クレジットカードに換算すると
一般的な住宅10.0c㎡/㎡ × 135㎡ = 1350c㎡約28枚
次世代省エネルギー住宅5.0c㎡/㎡ × 135㎡ = 675c㎡約14枚
木の国工房0.7c㎡/㎡ × 135㎡ = 94.5c㎡約2枚

*木の国工房のC値0.7c㎡/㎡は延床面積に対してクレジットカード約2枚分という隙間の少ない家です。

コンクリート強度測定

強度不足のコンクリートでできた基礎ですと、住宅の寿命が短くなったり、地震などの揺れで大きな影響を受ける恐れがあります。
「住宅の品格確保の促進等に関する法律」の制定を機会に、基礎コンクリートの品質・強度の確保とその確認手法に高い関心が
向けられています。
私どもでは、コンクリートの品質・強度測定を全棟で実施しています。

コンクリート強度と耐久性の関係

耐久設計基準強度推定呼び強度大規模修繕補修
不要予定期間
12年前の公庫基準18N/m㎡以下(推定)21N/m㎡以下
4年前の公庫基準18N/m㎡(推定)21N/m㎡35
フラット35基準21N/m㎡(推定)24N/m㎡50
木の国工房27N/m㎡30N/m㎡80

*耐久設計基準強度27N/m㎡とはどのくらいの強度かといいますと、
1㎜×1㎜の面積で2.7kgの力に耐えられることになります。
1m×1mに直しますと2700tになります。